アジア中東旅行・日常生活などに関する手記であります。今は資金集めのために、日本で充電してます。


by aciktim
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
 中国国境ドンダンから乗ったバスの中で僕は目を覚ました。外は薄暗くなっており、街灯もほとんど無いせいか外の風景をあまり見ることが出来ない。運転手にハノイまであとどれくらいだと尋ねると、「もうハノイだ」との答え。それ以前1ヶ月近く中国にいたので、久方ぶりのアルファベットの看板に不思議な安堵感を覚える。ベトナムは長いことフランス・アメリカと絡んで(絡まされて)いたので、昔の文字を棄ててしまったらしい。隣のカンボジアやラオスなどは今でも従来の文字を使っているのに。まぁ僕が口を出す問題ではない。それから数十分後、バイクや自動車などのクラクションが賑やかになっていたところで突然降ろされる。無事ハノイ到着だ。

 香港で会った若いイギリス人旅行者に聞いていた「Anh sinh hotel」へ向かう。たくさんのシクロの運転手が寄ってくるが、全部無視する。バスで寝ていたので体力は充分にある。そもそも僕は新しい街に来ると、どんなに疲れていても元気になる身体なのだ。でもこの時はきつかった。ハノイに関してその時持っていた情報は、『地球の歩き方』の地図のコピーだけ。さらに僕は「地図の読めない男」である。散々迷った挙句、1時間歩いてようやく到着(後にこの距離は15分だと判明する)。US$3を払って荷物を置き、フォーを食べに外へ出る。ふらふらと歩いていると、フォーを食べさせてくれる店がやけにたくさんあることに気付く。さすが国民食なのだ。比較的繁盛している店に入り、「フォーガー」を注文する。一口啜ってみると、日本の塩ラーメンの味に近く、とても美味しい。これでベトナム滞在中、朝食はフォーになることが早くも決定。スープまで飲み干し、3000ドン(≒25円)を払って外に出る、安い。その足で「居酒屋」と呼ぶにふさわしい飲み屋に入る。その店は広い敷地にそこそこ大きい木のテーブルが20台くらいあって、アジア独特?の異様に背が低いイスがテーブルの周りに7,8脚並んでいる。夜も21時を回っていたため、店は大繁盛。酔っ払いベトナム人男性4人組に相席をさせてもらう。

 あたりを見回すと、客はほぼベトナム人。みなさん判を押したようにベトナム生ビール「ビアホイ」を飲んでいる。店員に聞く前に横のベトナム人にビール一杯の値段を聞いてみると、「2000ドンだよ」とあっさり教えてくれる。頭の中でざっと計算してみると、20円くらいだ。20円?計算間違ってるのか、と思い計算しなおそうとしするが、暑さで頭が働かないため、小さいころ通っていた公文式を信じて、ビールを注文する(ここまでビールが安い国は、僕が知ってる限りでは他にビルマしかない)。頼んだらすぐに目の前にジョッキが「ドン」と置かれた(すいません)。喉も乾いていたし暑いしで、急いで飲んでみると、薄い。水で薄めているといったところか。しかしこちらは20円しか出していないので、文句も言わずに黙って飲む。さらに3杯くらい飲んだところで、一息ついて酔いが回り始めた頭でぼんやり考えるともなく考える。

 僕はこのような時間が大好きだ。今まで足を踏みいれたことのない街に着いたばかりで、右も左も分からず、言葉もろくに通じず、街に知り合いが誰一人としていなくて、大衆居酒屋で聞きなれないイントネーションの言葉をBGMにビールを飲んで、明日以降の僕とこの街を想像する時間が。僕にとっては、「至福のとき」と呼ぶのに相応しい数少ない貴重な時間なのだ。

 さて、ハノイ一日目だけでこんなだらだらと書いてしまったため、続きはまたいつか。とりあえず写真を掲載しておきます。

   
   ホーチミン廟                                 街並
e0009838_1363151.jpge0009838_1375164.jpg
[PR]
# by aciktim | 2005-06-28 20:25 |  -越南 Vietnam
e0009838_1572414.jpg

 ヒンドゥー教徒の聖地でありガンガーの街、ヴァラナシ。行き交う人たちはみなとてもカラフルな服を身に纏っている。まるで国民の義務であるかのように皆が黒い背広を着ている国から来た僕は、おじちゃんもおばちゃんもお洒落だなぁ、と思った。


e0009838_1575158.jpg 背景が絵のようになっているお気に入りの一枚。正直に告白すると、わざとではありません。(笑)
 これは食堂から表のようすを撮ったものです。よく見るとおっさん尻掻いてるなぁ。
 ここのドーサは絶品でした。この街に滞在している間は、毎日ここに昼飯食いに通ってた気がします、ラッシーも美味しかったし。店の名前はえ~と、何だったかなぁ・・、忘れました。



e0009838_1581276.jpg ガンガーと船。この両者の関係は切っても切れるものではありません。端から端のガート(岸辺・沐浴所)まではたいそうな距離があるので人々はよく利用します。ボートで移動した方が陸を歩くよりも速いからです。僕も歩き疲れた時にはよく利用しました。
 朝日を見たいと思ったら、このボートに乗る事になります。(乗らなくても見ることは可能ですが、乗った方がやはり雰囲気はよい)僕も数回乗りまして、今でも瞼を閉じるとその光景が浮かんできます。素晴らしい光景を記憶に刻むことができますよ。ただし料金交渉はしっかりと。


 
                    「ヴァラナシの日常

e0009838_15362843.jpg
e0009838_15364082.jpg

e0009838_1537764.jpg
e0009838_15371978.jpg


e0009838_1538365.jpg

[PR]
# by aciktim | 2005-06-28 14:08 |  -印度 India

『ミラレパ』

 雨降らないですねぇ。今年は空梅雨でしょうか。

 いやぁ、今日は久々にすごい映画を見ましたよ。その名も『ミラレパ』。

 このミラレパというのは知る人ぞ知る12世紀の偉大なチベットのヨーガ行者で、地位や財産に固執することなく、チベットを放浪しながら教えを説いた方です(『ダライラマの仏教入門』・智慧の森文庫)。そしてこの映画は、ミラレパを研究する現代のイタリアの学生と交錯させて、ミラレパ氏の生涯を描いたものです。監督はリリアーナ・カヴァーニ氏。
 
 え~とですねぇ、まず分かりやすく言いますと、途中何度か居眠りをしました(笑)。ちなみに僕は映画を見てて寝たことは、五本の指で数えることが出来るほどしかありません。まぁ1973年に作られたものですから、キャスティングでチベッタンを使いにくい状況だったのは分かりますけれど、ミラレパ役をイタリアンが演じるというのはいかがなものかと。せめて東洋人を使えばよかったのでは?それに話の展開もすごい強引ですし、マラパという聖者の件においても、多少史実と異なる点があったような気がしました。(この点に関しては僕の勉強不足という可能性もありますが。)また、ミラレパ氏は厳格なベジタリアンだったらしいのですが、この映画の中でもそれを表現するために、身体に緑のペンキを塗ったりしてました(笑)。う~む・・・。

 以上のように、ちょっと拍子ぬけでしたね。まぁ作品に過度の期待をかけてなかったのが唯一の救いでした。チベット仏教マニアの僕の彼女も「う~む・・・。」と唸っていましたし。まぁ一回見てみないと作品の良し悪しは分からないので、見てよかったです。そう思うことにしましょう。(笑)
[PR]
# by aciktim | 2005-06-28 00:16 |  -映画
 今日も天気がすこぶる良くて、今の時期が梅雨だということを忘れそうになってしまいますね。

 さて、今日の話の舞台は午前11時に戻ります。

 我が家のアパートは二階にあり、同じ階には僕の家を含め3つの家が並んでいます。冷やしたウーロン茶を飲みながら故近藤紘一氏の『パリへ行った妻と娘』を読んでいたところ、向かいの家で、なにやら玄関を激しくノックする音が。それも2、3回ではなく、10回くらい。騒がしいなぁと思っていたら、住人の方が玄関を開けたらしく、訪問者と住人の方の会話が聞くともなく聞こえてきました。

 訪問者 「こんにちは~、○○新聞です。ディズニーランドのチケットあるんですけど、興味ありませんか?」
 住人  「あ、結構です。」
 
 うーむ。僕の家にも引越し直後この新聞社から勧誘が来ていたのですが、その時は巨人戦のチケットだったような。まぁ確かに巨人戦よりもディズニーランドの方が一般受けはいいでしょうからねぇ(なべつね氏やら何やらありましたもんね)。

 話は関連していつつ飛びますが、僕はディズニーランドに興味がありません。世界中で好きな方もたくさんいることは知っていますし、それはそれで構わないし文句を言うつもりなどは毛頭ないのですが(そもそも言う資格もない)、ただ単に興味を持てないのです。僕のディズニーランドに対するイメージは、「ネズミ(ミッキー)がヒーローになることが許されるスペース」といった程度のものなので、ネズミに愛着のない僕としてはちょっと…というところですかね。まぁ「ディズニーランド=ネズミ」という図式も短絡的なんでしょうけれど。また「夢の国」とかいうキャッチフレーズも好きになれません。なんかもう明らかに嘘くさいと感じてしまうのですよね。幸い今付き合っている彼女もディズニーランドなるものに全く興味を示しませんので助かっております。もっとも、もし行こうと言われても、まず行きませんけどね。そんな金あったら、タイ料理屋行って、ビアシン飲んで、ソムタム食べます。

e0009838_1458596.jpg
 ということで、今日の夕飯はソムタムもどきでした。ご存知ない方のためにソムタムというものを説明して置きますと、これはタイ東北地方のサラダです。本来は青パパイヤを用いるのですが、それを入手するためには新宿まで出なくてはいけないので、人参やもやしで代用することも可能です。ナンプラー(魚醤)や唐辛子などで和えて食べます。

 
 ディズニーランドですが、まぁ要するに食わず嫌いなだけかもしれないので、そのうち「ディズニーランド嫌いなの?あんな良い所はないよ!一緒に来週の土曜日に行くぞ!」なんてことをほざく日がくるかもしれません(笑)。でも何であんなに人気あるんだろうなぁ~?
[PR]
# by aciktim | 2005-06-26 21:43 | ■あれこれ・日常
 今日の東京は31,6度にもなったそうです、どうりで暑いと思いましたね。まぁ暑いのは大歓迎なのでいい一日でした。

 e0009838_1456261.jpg
 さて、今日は天気も良かったので、恵比寿ガーデンプレイス内にある東京写真美術館へ行ってまいりました。
 目的は、「世界報道写真展2005」です。これは1955年から行われている写真展で、世界中のカメラマンの報道写真が「スポーツアクション」「自然」「ポートレート」「一般ニュース」「現代社会の問題」「アート・エンターテイメント」等ジャンル別に分かれて展示されています。

 
 去年末に起きたスマトラ沖地震やチェチェンの武装集団による小学校占拠テロ、ブッシュ氏のアメリカ大統領選挙再選、まだまだ混乱が続くイラク、カシミール問題、アフリカの飢餓・エイズ問題など世界中の現状を一枚一枚の写真が無言で伝えていました。

 僕は報道写真に対して、基本的には肯定の立場をとっています。確かに数年前物議をかもした写真、「はげわしと少女」に対する「写真なんか撮ってないですぐに助けるべきだ」のような批判も一理はあると思いますし、否定は出来ません。しかしそれよりも、その一枚の写真が国際社会に与える影響力の方を重視するべきだと考えるからです。長期的にみたら「一枚の写真」が問題解決の近道になることは多いのではないでしょうか。
(単にキャパやサルガド、一ノ瀬泰造などの写真が好きなだけじゃないか、って説もありますが、ここでは黙っておきます(笑))

 さて、今日の写真展の感想です。結論を一言で言うと、「行って良かった」というものにでもなりましょうか。日頃の勉強不足と想像力の欠如のせいもあるのですが、そこには「未知の現実」がたくさんありました。例えば経済成長著しい中国・深せんの工場で、毎日約20人が身体の一部を失っている現実などです。一見華やかにみえる中国の経済成長。「都市と農村の間の経済格差を生んでいる」というくらいのマイナスの話は耳にしていたのですが、工場で働く労働者の被害がここまで大きいとは思っていませんでした。他にも様々な問題を見せつけられまして、何が出来るわけではないけれど、無関心ではいられないなぁ、などと考えさせられました。あと、スポーツ部門や自然部門などでは、実に「良い」写真がたくさんありましたよ。

 
 あ、ちなみに帰ってからチャン・イーモウの『活きる』を見ました。ある家族を中心に据えて文革期の中国を描いた作品で、この映画について書き出すと激しく長くなりそうなので、この辺で止めておきます。興味がある方は借りてみてください。つまらなくても責任は負いませんので悪しからず。(笑)
[PR]
# by aciktim | 2005-06-26 01:59 | ■あれこれ・日常

1.杉並区 PALL MALL

 今日も天気のよい一日でした。

 東南アジアの雨季の滞在経験もありますので、湿気のある気候も苦にならないと自負しております。今の日本くらいならマイペンライ(No problem)ですね。

 e0009838_22384736.jpg
 さて、いつものように学校帰りに新聞を買おうと思い、いつも行ってるファミリーマートへ行って新聞を手に取ってレジへ向かったところ、レジ横の煙草コーナーになんと「新発売・PALMALL」とありました。そのちょっと前に駅前でCasterを買ったばかりだったのですが、懐かしくなって思わず買ってしまいました。 

 このタバコはタイのバンコクに滞在するときに好んで吸っているもので、日本にもあったらいいなぁ、って思っていたのですよね。ちなみにタイでは一箱38バーツ(日本円で約120円)だったのですが、日本では250円でした。でも日本では安いほうですね、このまま値段が上がらなければ良いのですが。

 折角なのでタイのタバコについて覚えている限りをここに載せてみますと、外国産だと、Mild Seven Lightsが60B,Marlboroが55B,タイ産だとタイ人が好んで吸うKhrong Thipは35B,そして最も安いものは、確かアメリカ産のWonderで25Bでした。一番最初にタイへ行ったときはお金がなくてWonderばっかり吸っていました。タイ人に「Wonderなんか吸うなよ」なんて言われたりしながら(笑)。確かに街を歩いていてWonderを吸ってる人はあまりみかけなかったなぁ。

 まぁ何はともあれ、今後はこのPALL MALLを贔屓にして生活していきます。
[PR]
# by aciktim | 2005-06-24 23:06 | ■あれこれ・日常
 日本ではあまりバスに乗らない。

 某私鉄の最寄り駅まで歩いて3分のところに住んでいるので、もっぱら電車利用が多いし、僕が住んでいるところは東京だ。地下鉄とJR、各私鉄に乗って行けないところはほとんどない。
 
 この交通状況が、今まで訪ねてきたアジア諸国だと事情は異なる。

 「アジア諸国」とひとくくりにして語ることに危険があることは承知しているが、それぞれの「傾向」として挙げてみると、温暖な気候、豊かな自然、明るい人々、そして「経済的には」恵まれていない国々だということが出来る。

 シンプルに考えると、電車を交通手段として機能させるためには莫大な資金が要る。電車本体のみならず、線路もひかなければならない。それに対してバスなら極端なはなし、道と車があれば立派な交通手段になる。そのため、僕が訪れたほとんどの都市で(バンコクやカルカッタなどはべつ)市内交通の主役はバスだった。

  
 2002年3月某日、僕はビルマの首都ラングーンで、シュエダゴンパゴダというラングーン一のパゴダ(仏塔)を見学した後、宿に戻るためにバスを待っていた。この国のバスに外国人が乗る上で厄介なところは、行き先を示す数字がビルマ数字で書かれていることだ。隣国タイだってタイ数字がありながらも、バスには普通のアラビア数字を用いているのに。でも僕はこんな頑固さ?が好きだったりする。せっかく日本を離れているのだから、その国特有のものに触れたい。旅行中にグローバルスタンダードを求めてはいけない。このような数字表記をすることにも長い歴史があるのだろう。そんな事を考えながらぼんやりバスを待っていると、
e0009838_14533233.jpg

 突然目の前に「宮城交通」の文字が。興味をそそられて、バスの全体を見てみると、車体は汚れ窓ガラスは2,3枚割れていて、一目で相当な年代物だと分かる。おそらく宮城県で長い間使われた結果、「このバスももう古くなったし、東南アジアにでも売ってしまおう。」なんてことになって、海を越えて遠いビルマまでやってきたのだろう。せっかくなので乗ってみると、入り口付近の椅子の横の窓には「優先席」のシールが貼ってあり、おばぁさんが座っていた。(余談だがビルマ人の中には驚くほど日本人そっくりの顔立ちをしている方がいる。このおばあさんも一瞬日本人かと見間違えた。漢字が読めるのか、と。無論日本人ではなかったわけだが。)妙なところで日本とビルマの繋がりを感じた、ラングーンのバスだった。

 付記:この後宿に戻るために相当な苦労があったことは言うまでもない。
 
 付記2:この文章で、僕が敢えて「ビルマ(Burma)」という旧称を使っている理由は、 これが現軍事政権が1989年に変更したものであるため。ビルマ人の中には、政治的信条で「ミャンマー(Myanmar)」を絶対に使わない方もいる。
[PR]
# by aciktim | 2005-06-24 03:21 |  -缅甸 Burma

『初恋のきた道』

e0009838_22531926.jpg
 
 雨こそ降りませんでしたが、蒸し暑い一日でしたね。

 今日は学校から帰ってきて、火曜日に100円で借りておいたビデオを見ました。タイトルにあるように、チャン・イーモウ監督の『初恋のきた道』。 主演はアジエンスのCMでお馴染みのチャン・ツィイー。

 


 
 一週間ほど前に、同監督の『至福のとき』を見まして、恥ずかしながら涙をこぼしました。(映画で泣いたのは実に『大地の子』ぶり。)性格の悪い継母にいじめられていた盲目の少女と、気はいいけれど冴えない中年男の物語で、結論からいうとあれはきたない(笑)。だって泣かせようとして作ってますもん。まぁ、まんまとかかったわけですけれど(笑)。でも映像も僕好みのスタイルでしたし、この映画で再びチャンイーモウ氏に興味を持ちまして(ずっと前に『秋菊の物語』は見たのですが、あまり印象に残っていませんでした)、3作目として見てみました。

  小さな村で一人の老人が死ぬところからストーリーは始まります。町へ出て働いていた息子は村に戻ってきて、村長さんと葬儀の方法について話します。すると、母が伝統的な葬儀をするといって、周りを困らせているということを聞きます。息子は意地をはらぬよう諭しますが、頑固なまでに母は聞きません。そして息子は一枚の写真を見ながら、この両親の壮絶な恋の物語を回想していく・・・。と、つまりこの夫婦の過去のラブストーリーですね。この中に、「手作り料理」「青い柄の茶碗」や「文革」、または白黒とカラーの映像の混合など、作品を飾るスパイスがふんだんに使われており、けっこう楽しめる映画でした。個人的には映像と音楽が特によかったです、あとチャン・ツィイーもやっぱりかわいかったし。

 
  もっとも今回は泣きませんでしたけどね。(笑)
[PR]
# by aciktim | 2005-06-23 23:41 |  -映画

台湾紀行   in 2000

 
e0009838_14511939.jpg

 初めての海外旅行を振り返ってみます。

 僕が始めていった外国は台湾でした。古い紺色のパスポートを引っ張りだしてみてみると、高校生の時2回行っていて、一回目は2週間、2回目は3週間でした。

 一回目は駆け足で、台北→台中→台南→高雄→台東→花蓮、そして台北OUTというルートでした。僕にとって初めての海外個人旅行。地図を手に街をひたすら歩き、色々なものを食べ、色々な人に会う、その2週間は僕にとって生まれて初めてともいえる心の底からの充足感を感じた日々でした。この台湾での2週間が、今までの旅行、計13カ国トータル18ヶ月に繋がっていった原点になっていると思います。

  もう6,7年前なので、正直あまりその日々を覚えていないのですが、魯肉飯という牛丼みたいなものをよく食べた記憶があります。理由は単純で安いから。当時僕は高校生であまりお金を持っていなかったので、今よりも貧乏旅行をしていたのです。野宿なんかもしたな、無知というのはこわいですね。(笑)

  そして何よりも印象に残っているのは、台湾の人たちの優しさでした。台中という都市にいたとき、僕は宿を探して歩いていました。地図を見ても良く分からず、ほとほと疲れきっていました。そんな時、4人組の若い女の子が話しかけてきてくれました。この人たちが本当に優しく親切で、一緒になって探してくれました。1時間くらい歩き回って宿がようやく見つかり、その子たちが宿の主人と何やら話し始めました。僕は料金交渉を代わりにしてくれているのだろう、ぐらいに思ってその様子を見ていると、話がまとまったようです。そしてその中の一人の子が予想だにしないことを言いました。「もし良かったら私たちの家に来ませんか?」え!?僕の英語が間違ってるのか?こんなどこの馬の骨とも知らぬ日本人を家に泊めてくれる?一瞬、身包み剥がされて有り金取られるのかな、と不安な思いもよぎりましたが、一泊分の宿代が浮く(確か一泊200元(当時のレートで800円くらい))という魅力があっさりと勝ち、のこのこついて行きました。結局その判断は正解で、3泊3食観光ガイド付、実家(虎尾(Huwei))にも泊めさせてもらいその期間毎日酒盛り、という素晴らしいオプションまで付いてきました。

 今でもはっきり覚えている時間があります。虎尾でサントリーのウイスキーをお父さんと飲んでいた時です。僕は彼女らと会ってからどうしても解せない問題を頭の中に抱えていました。それは「戦時中日本は台湾を植民地化して占領していたではないか。何故そんな日本人にこんなにも優しくしてくれるか。」どうしても聞いてみたくて、失礼かもしれないと思いながらも拙い英語で聞いてみました。するとお父さんは、赤い顔をさらに赤くして次のようなことを言いました。確かに当時の日本は我々にひどいことをした。しかし、あなたはその時生まれていない。もし我々の娘があなた方へ憎しみの心しか持つことが出来ずに、復讐するとしたら、問題はいつまでたっても解決しない。そうだろう?

 この台湾での出会いは、「旅行で一番大切なことは現地の人と話すことである」という今の僕の旅行スタンスを形成しました。この出会いが、僕を更なる旅行へ誘ってくれたのです。Tinさんを始め台湾であったみなさんに感謝の意を表したいと思います。多謝!

e0009838_14513994.jpge0009838_14514899.jpg
[PR]
# by aciktim | 2005-06-23 00:31 |  -台湾 Taiwan

出直し。

 こんばんは、はじめまして。
 
 この間まで、某スペースでブログをやっていたのですが、個人的に少しやりずらいとこがありまして、(一番の問題は写真を載せると小さくなってしまうところ。)こちらに引越しさせていただきました。
 
 目下日常は、「読書」、「映画」、「タイ語」、「日本語教育」、「写真」そして「旅行」に支配されてますので、それらにまつわる話を掲載していこうと考えています。
 
 それでは明日から、極力毎日続けるようにがんばります。 

 折角ですので写真を一枚。映画『天空の城ラピュタ』の途中に出てくるとうわさされる中東のシリアにある城、クラックデシュバリエを載せときます。まぁ真偽のほどは定かではないのですがねぇ。
 
e0009838_14471336.jpg
 
 
 今プレビュー見たら写真大きくていいですね、うんうん。
[PR]
# by aciktim | 2005-06-22 23:25 |  -このブログについて