アジア中東旅行・日常生活などに関する手記であります。今は資金集めのために、日本で充電してます。


by aciktim
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カテゴリ: -越南 Vietnam( 3 )

ベトナム全軌跡  

 (中国)~Hanoi~Hue~HoiAn~Nha trang~Saigon~(PhnomPenh) in Aug 2002

 1.ハノイ到着、ビールが安い in Hanoi
 2.シンカフェ?それとも・・・ in Hanoi-Hue
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by aciktim | 2005-07-01 01:28 |  -越南 Vietnam
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 ハノイでの日々は楽しかった。毎朝7時ころ起きて顔を洗い、ホアンキエム湖まで散歩する。いつも座っているお気に入りのベンチに腰掛け、その辺で売っている1500ドンのコーヒーを買って時間をかけて啜る。コーヒーを飲みながら今日の予定を考えるが、これといって思いつかない。もうすでにホーチミン氏の遺体が冷凍保存されている「ホーチミン廟」や、沢田教一氏の写真が貼られていてベトナム戦争の様子を伝える「戦争証跡博物館」、水上人形劇にも足を運んだし、ホンダに乗って(ベトナムではバイクのことを「ホンダ」と呼ぶ)近郊にあるハロン湾(上の写真)にまで訪れてしまっていた。さて、何をしようかね。

 今日でハノイに来て1週間になる。そしてハノイ到着後の二日間で前述の観光名所は全て訪れていた。観光を終えてこの5日間何をしていたかを回想してみると、「毎日友達に手紙を書いたり、湖のほとりで本を読んだり、ビールを飲んでは二日酔いになっていた」ということになる。この5日間を無駄な時間とは決して言わないが、これから先訪れる街で気に入ったところがあったらのんびりしたい。あと1ヶ月強しか期間はないしこれ以上ハノイでだらだらしてたらいかん、とアタマは急速に回転し、「移動しなくては。そうだ、バスチケットを買いに行こう。」とベンチから離れた。

 思いついたら即行動。早速宿まで戻り、仲良くなったスタッフに相談すると、「シンカフェで買え」と勧めてくれる。このお兄ちゃんは悪い人ではない、とこの一週間で判断していたので、その足でプラプラ探す。そして数分後、無事シンカフェを発見。しかしそこで何気なく回りを見渡してみると、問題が発生した。シンカフェが二つある。
 
 ベトナムでは人気店の名前を堂々と他の店が使う、という話をどこかで聞いたことがあるが、まさかこんな大事なところでそのシーンに出くわすとは。仕方ないので、どちらかと言えば繁盛していてイスラエリーっぽい客が2,3人いるシンカフェに入る。話しかけてみると、予想通り彼らはイスラエリーだ。僕の中ではイスラエリーに対して、「旅慣れていて倹約好き(ケチともいう)」というイメージがあるので、こちらで買うことに決める。早速ヒゲを生やしたえらそうな男に、
「サイゴンまでの通しのバスチケットありますか?」と尋ねると、
「26ドル」とヒゲは無愛想に答える。
いささか早計に過ぎる気もするが、こういう時の直感を信じることにしているのでお金を払う。そして渡してくれたチケットを見てみると、途端に不安が再発した。チープ過ぎる。チケットはくしゃくしゃで、インドのお金よりもぼろい。「おい、本当にこれでいいの?サイゴンまでだよ、To Saigon,Ho Chi minh city!」と改めて確認するが、「No problem、フエで新しいしっかりしたチケットに代えてくれる。」とのこと。明らかに怪しいが、一応チケットには「Hanoi-Saigon」と記されている。何事にも楽観的な僕は、まぁ大丈夫だろう、とたかをくくることにした。

 翌日もだらだらと過ごし、フエ行きの21時のバスに乗るためにリュックを背負ってシンカフェへ向かう。この一週間通っていたフォー屋やタバコ屋などに挨拶をしながら歩きシンカフェに到着する。バスはもう店の前に止まっており、チケットを見せて乗り込む。そして東南アジアとしては珍しく21時ちょうどにバスは出発。そこで車内を見回してみると、忘れていた不安が再度よぎる。客が少な過ぎるのだ。25くらいある席に乗客は10人ほど。しかし今さらどうこうしても始まらないのでねむりにつく。

 
 翌日フエに10時頃到着。降ろされた場所はなんとシンカフェ・フエ支店の前!そこで新しい立派なチケットを入手して、無事Saigonまで旅行を続けることが出来たのでした。
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by aciktim | 2005-06-29 21:56 |  -越南 Vietnam
 中国国境ドンダンから乗ったバスの中で僕は目を覚ました。外は薄暗くなっており、街灯もほとんど無いせいか外の風景をあまり見ることが出来ない。運転手にハノイまであとどれくらいだと尋ねると、「もうハノイだ」との答え。それ以前1ヶ月近く中国にいたので、久方ぶりのアルファベットの看板に不思議な安堵感を覚える。ベトナムは長いことフランス・アメリカと絡んで(絡まされて)いたので、昔の文字を棄ててしまったらしい。隣のカンボジアやラオスなどは今でも従来の文字を使っているのに。まぁ僕が口を出す問題ではない。それから数十分後、バイクや自動車などのクラクションが賑やかになっていたところで突然降ろされる。無事ハノイ到着だ。

 香港で会った若いイギリス人旅行者に聞いていた「Anh sinh hotel」へ向かう。たくさんのシクロの運転手が寄ってくるが、全部無視する。バスで寝ていたので体力は充分にある。そもそも僕は新しい街に来ると、どんなに疲れていても元気になる身体なのだ。でもこの時はきつかった。ハノイに関してその時持っていた情報は、『地球の歩き方』の地図のコピーだけ。さらに僕は「地図の読めない男」である。散々迷った挙句、1時間歩いてようやく到着(後にこの距離は15分だと判明する)。US$3を払って荷物を置き、フォーを食べに外へ出る。ふらふらと歩いていると、フォーを食べさせてくれる店がやけにたくさんあることに気付く。さすが国民食なのだ。比較的繁盛している店に入り、「フォーガー」を注文する。一口啜ってみると、日本の塩ラーメンの味に近く、とても美味しい。これでベトナム滞在中、朝食はフォーになることが早くも決定。スープまで飲み干し、3000ドン(≒25円)を払って外に出る、安い。その足で「居酒屋」と呼ぶにふさわしい飲み屋に入る。その店は広い敷地にそこそこ大きい木のテーブルが20台くらいあって、アジア独特?の異様に背が低いイスがテーブルの周りに7,8脚並んでいる。夜も21時を回っていたため、店は大繁盛。酔っ払いベトナム人男性4人組に相席をさせてもらう。

 あたりを見回すと、客はほぼベトナム人。みなさん判を押したようにベトナム生ビール「ビアホイ」を飲んでいる。店員に聞く前に横のベトナム人にビール一杯の値段を聞いてみると、「2000ドンだよ」とあっさり教えてくれる。頭の中でざっと計算してみると、20円くらいだ。20円?計算間違ってるのか、と思い計算しなおそうとしするが、暑さで頭が働かないため、小さいころ通っていた公文式を信じて、ビールを注文する(ここまでビールが安い国は、僕が知ってる限りでは他にビルマしかない)。頼んだらすぐに目の前にジョッキが「ドン」と置かれた(すいません)。喉も乾いていたし暑いしで、急いで飲んでみると、薄い。水で薄めているといったところか。しかしこちらは20円しか出していないので、文句も言わずに黙って飲む。さらに3杯くらい飲んだところで、一息ついて酔いが回り始めた頭でぼんやり考えるともなく考える。

 僕はこのような時間が大好きだ。今まで足を踏みいれたことのない街に着いたばかりで、右も左も分からず、言葉もろくに通じず、街に知り合いが誰一人としていなくて、大衆居酒屋で聞きなれないイントネーションの言葉をBGMにビールを飲んで、明日以降の僕とこの街を想像する時間が。僕にとっては、「至福のとき」と呼ぶのに相応しい数少ない貴重な時間なのだ。

 さて、ハノイ一日目だけでこんなだらだらと書いてしまったため、続きはまたいつか。とりあえず写真を掲載しておきます。

   
   ホーチミン廟                                 街並
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by aciktim | 2005-06-28 20:25 |  -越南 Vietnam