アジア中東旅行・日常生活などに関する手記であります。今は資金集めのために、日本で充電してます。


by aciktim
カレンダー
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

カテゴリ: -中国 China( 17 )

e0009838_16404314.jpg

 
 正月に2002年の旅行ノートを見つけたため、かなり長い間が空きましたが再びのんびりと更新していこうと思います。これまでの旅行記は、こちらから参照くださいませ。それではよろしくお願いいたします。





 
 10時ころ目を覚ます。ふと上を見ると汚い板があり、ここが二段ベッドであることが分かる。そうだ、昨日ラッキーハウスに移ってきたんだっけ。身体を起こそうとすると、全身が筋肉痛であることに気づく。昨日はしゃぎすぎたなぁ。

 昨日は香港2日目。少しでも安い宿をと、重慶マンションからこのラッキーハウスに宿を移した(一泊70HK$(≒1000円))。チェックインしておじさんと少し話をしていると、衝撃の事実(オーバーだけど)に気づく。なんと、一旦香港に入国すると再度中国ビザを取得しなければならないというのだ。そんなの聞いてない。1998年以前ならまだしも今は2002年で既に返還されているわけだし、同じ中国を移動するだけではないか。がっかりしておじさんにビザ代を聞いてみると、「180HK$(≒2700円)」とあっさりと言ってのける。高い。一瞬ここから直接ハノイに飛んでしまおうという考えが頭をよぎるが、そちらの方が高いだろうな、と思いなおす。それにしてもおじさんに聞いていなかったら、ボーダー(っていうのかなぁ)で足止めをくらうところだった。ありがとうおじさん。早速中国ビザを取得しに行く。プラプラ歩いてビザセンターに着いてお金を払う。翌日には出来ているというのがせめてもの救い。それからラーメンを食べて散歩する。

 宿に戻ってきたのが15時頃。戻ってくる途中でバスケットコートを見つけていたので、久々に運動でもしようと、部屋にいた日本人を誘って一緒にバスケットボールをすることに。偶然にも宿にボールがあったので直行。1時間くらい爽やかな汗を流す。体力は予想通り順調に落ちており、腕立てでもしようかと思う(だけ)。宿に帰って本を読む。本は藤原新也の『沈思彷徨』。

 18時になったので、一緒にバスケをした方と夕飯を食いに行く。運動の後のビールは格別だ。明日中国ビザ取って明後日ベトナムビザ申請して…いつマカオに行けるやら。
[PR]
by aciktim | 2006-01-10 16:38 |  -中国 China

中国全軌跡目次 


1st 訪問都市:北京
    訪問時期:2000年 10月

 
     E.北京観光 初めての大陸


2nd 訪問都市:上海・広州・深せん・香港・澳門・南寧・凭祥
     訪問時期:2002年 7・8月

 
      1.中国紀行(1) 新宿- 神戸 日本で初めて乗る夜行バス
      2.中国紀行(2) - 神戸-上海 新鑑真号1日目 水平線に落ちる夕日
      3.中国紀行(3) - 上海 新鑑真号2日目 西へ西へ
      4.中国紀行(4) 上海 大陸上陸
      5.中国紀行(5) 上海 上海いろいろ
      6.中国紀行(6) 上海‐広州 悪夢の序章
      7.中国紀行(7) ‐ 広州 いつ着くんだろう・・
      8.中国紀行(8) ‐ 広州 涙の広州到着
      9.中国紀行(9) 広州 - 深せん - 香港 100万$の夜景を見る

      □マカオ写真館


3rd 訪問都市:香港・昆明・石林・大理・喜洲・沙平・香格里拉・麗江・元陽・江城・関塁
    訪問時期:2004年 8・9月


      □昆明写真館
      □元陽写真館
      □香格里拉写真館
      □喜洲写真館
[PR]
by aciktim | 2005-11-07 23:55 |  -中国 China

喜州写真館

 今日は雲南省にある静かな街、喜州の写真館です。大理からバスで30分くらい走ったところにあるこの街は、白(ペー)族の古くからの生活を垣間見ることができる観光客に人気の街です。ではさっそく。 

e0009838_20514399.jpg

 マーケットの様子。時間が遅かったせいか、あまり賑わっていなくて残念。





e0009838_2051485.jpg
 
 
 のんびりした食堂でゴハンを食べる親子。






e0009838_2101675.jpg









e0009838_2102726.jpg
 








 喜州をひたすら西に歩いていくと、Er-haiという大きな湖があります。なかなか立派な湖で、のんびりするにはもってこいの場所。鵜飼いの風景なんかも見ることができます。
 



                     【昔から変わらぬ風景
e0009838_21141514.jpg

[PR]
by aciktim | 2005-11-06 21:16 |  -中国 China

香格里拉写真館

 桃源郷の代名詞であるShangri-la。中国の雲南省北西に位置するこの街は、中甸という立派な名前がであったのですが、映画「失はれた地平線(Lost Horizon)」の舞台になったせいで、現在は正式に香格里拉(シャングリラ)と改名し、やや口に出して呼ぶのも恥ずかしい地とめでたくなりました(笑)。では写真をどうぞ。

e0009838_23235241.jpg

 

 e0009838_23284184.jpg

シャングリラ随一の観光地、松贅林寺です。まぁ巷では「小ポタラ宮」と呼ばれていますが、なかなか立派な寺です。1681年にダライラマ5世によって竣工されたこの寺では、現在で700名余りの僧が日夜修行に励んでいます。

e0009838_23285083.jpg


 →内部に祀られているツォンカパ氏。チベット仏教の理論を構築した立派なお方です。





 

 この地はあまり知られていませんが(かく言う僕も行って初めて知りましたが)松茸が有名なのです。しかし質の良いものは日本に輸出するらしく、まあまあのもの(といっても僕はそれまで食べる機会が無かったので、正直違いがよく分からなかったのですが(笑))を市場で売っています。確か3本で20元(300円、諸物価と比べるとやや高い)くらいでした。僕はその時一緒に行動していた日本人の方と割り勘で買って、宿で調理してもらったのですが、出てきたものが異様に少なかった。きっと一本こっそり奪ったんじゃないかな(笑)。味は…騒ぐほどのものでもありませんでした。若造には難しい味のようです。



e0009838_234301.jpge0009838_2343957.jpg 


       
                【シャングリラに住む人たち】
[PR]
by aciktim | 2005-11-05 23:45 |  -中国 China

元陽写真館

e0009838_22472824.jpg
 今日は雲南省の省都、昆明からバスで5時間ほど南下したところにある、元陽の写真館です。ここ元陽は棚田が有名で、現在世界遺産に登録申請中だということで、行くなら今だと思われます。中国では世界遺産に登録されたら、国家主導で観光業がどんどん入ってきて、趣が無くなってしまいますので。それではどうぞ。

e0009838_2251529.jpg
 

 これは道端で見つけた看板です。中国語が分らないので何と書かれているのかは不明なのですが、絵から察するに、警察官が犯罪者を思いっきり蹴り飛ばしているところみたいです。ちょっとやり過ぎでは…。こわやこわや。








e0009838_2248394.jpg
 

 バス停から坂を登って来ると、まず突き当たるのがこのメイン通りです。道の両脇には美味しそうな屋台がたくさん並んでました。




e0009838_2259593.jpg 
 町の中心はやや標高が高いところにあるため、夕日をのんびりと望むことが出来ました。その時に出会った親子。おじさんが「ほらっ、日本人だよ。」って子供に言ってましたが(たぶん)、子供は「お腹空いたよ、帰ろうよ~!」って不機嫌そうに言ってました。




                       ブーブーブー
e0009838_2333880.jpg
 
[PR]
by aciktim | 2005-10-28 23:05 |  -中国 China

昆明写真館 in Sep 2004

 えー久々の旅の写真館は、雲南省の省都、昆明の写真館です。

 e0009838_20385217.jpg
 ここ昆明は1900Mもの高度にそびえる街で、一年中安定した気候に恵まれています。この街は「春城」という愛称で呼ばれますが、その理由は穏やかな気候によって、植物が豊富に育つことからつけられたものです。現在は省都として近代化されていますが、路地に入ると趣のある風景を見ることが出来ます。人口は約370万人。


e0009838_2039329.jpg
 左の寺は、圓通禅寺という寺です。唐の時代に創建されて、1200年以上の歴史を誇ります。僕が訪れた時も参拝者がたくさんいて、線香が絶えず焚かれていました。


e0009838_20411155.jpg 
 

 右の建造物はモスクです。ここ雲南省には新彊から来るのか(無知ですいません)多数のムスリムがいて、ムスリム料理店なんかもありました。

 




 「旅行に行く目的は世界の動物園に行くため」という動物園ファンの皆さんも楽しめます。ここには、ヤクや白虎なんかもいて楽しい一日を過ごすことができます。それにしてもヤクが弱っていたのは、高度が低すぎたからでしょうか。流石ですね。
 注:この時カメラにモノクロのフィルムを入れていたため、白虎がよく分からないですね。すいません。

e0009838_20493391.jpg
e0009838_204943100.jpg

e0009838_2051674.jpg
e0009838_20514157.jpg

[PR]
by aciktim | 2005-10-10 20:54 |  -中国 China

マカオ写真館 in Aug 2002

 さて、今日も天気のよい一日でした。今日は先日世界遺産に登録されることになった、澳門(マカオ)です。
 e0009838_14162465.jpge0009838_14163578.jpg
 この左右の写真は、かの有名な?マカオタワーです。これは2001年に建てられたマカオで最も高い建造物(338M)です。頂上へは特別な許可を得ないと昇れませんが、地上から233Mにある展望台からマカオを一望することが出来ます。なかなか良い眺めですよ~、高所恐怖症にはやや恐いしかけがありますが(写真下)。解りますか?下が丸見えなんです。これは恐かった。
e0009838_1417734.jpg
 



     




 e0009838_14173194.jpg
 
 沢木耕太郎氏のベストセラー、『深夜特急』で有名なカジノ・リスボンです。僕は小心者ですので賭けをやろうという気はさらさらなく(日本に帰れなくなります)、ただ中を覗いてみようと思って入ったのですが、運悪くよれよれのタンクトップにネパールで買った麻のズボンを穿いていたので、入り口で入場拒否されました。やれやれですね。

e0009838_14174340.jpg



 → こちらは見ての通り、くつろいでいるおばあちゃんです。何を売るわけでもなく、ただそこに座っていました。まぁ日陰だったので、涼しい風が吹いていて気持ち良かったのかなぁ。



e0009838_1417588.jpg
 

 このマカオという地は、長いことポルトガルの支配下に置かれていました。それを象徴するような広場、セナド広場です。モザイク模様のタイルが敷かれていて、なかなかおしゃれでした。良い休憩スポットですね。
[PR]
by aciktim | 2005-07-29 20:48 |  -中国 China
 うつらうつらと目を覚ますと、頭の下に枕があることが確認できて幸せを感じる。体を大の字にして寝る、ということがこれほど素晴らしいことだったとは。時計に目をやると午前9時。なんと15時間も寝ていたらしい。やや自分自身に呆れてパッキングを始める。

 今日はもう香港へ行ってしまおうと考えていた。ベトナムビザを取得することが第一の目的だ。紙に「往深セン(センは漢字)・硬座・今天」と書いてそれをポケットに入れ、早速広州駅に向かう。

 駅の横にある切符売り場に着く。先ほど宿で書いた紙を見せると、「硬座没有!」とお姉さんに不機嫌そうに言われる。さらにまくし立てるお姉さん。あのねぇ、書けるからって話せるわけではないのですよ。口を半開きにして呆気に取られていると、中国語も話せないのかこの日本人め、という顔をして紙に「軟座」と書いてくれる。今日中に着きたいしなぁ、と思って一応「多少銭(いくら)?」と聞いてみる。すると「70元」と教えてくれる。思ったより高くはない。軟座に1回は乗ってみるのも経験だ、と自分を納得させて購入する。(なぜこの時バスを探さなかったのかが悔やまれる。)

 さて、無事切符を入手して駅の入口に行くと、目を疑う光景が広がっている。きっとここにムスカがいたら「人がゴミのようだ」と言うだろう。駅構内へは切符所有者しか入れないらしく、入り口で駅員が切符のチェックを行っている。そしてこの混雑の一番の問題はその入り口の狭さにある。100人以上が切符片手に押しかけているのだが、同時に通過できる人数はおよそ5人くらい(駅員が僅か2人なので)。さらに都合が悪い事に中国人は列に並ぶのが嫌いな民族であることが重なってしまった。人は絶えず増え続ける。僕もラグビー選手のように重心を低くして前のおばちゃんを押しながら進む。中国では遠慮していたら何も出来ないのだ。

 軽くいい汗をかいてようやく駅に入る。発車時刻は12時。駅構内をうろうろして待合室を探していると、突然中国社会のヒエラルキーに直面する。軟座の待合室は豪華(ふかふかのイス)で、乗客といえばみなさん立派な服を着ているのだ。よれよれのTシャツを着て汚いリュックを背負って入ってくる僕を、みなさん捨て犬を見るかのような目で見る。このままではいけないと(何がいけないのかは不明)、リュックから出来るだけおごそかに英語の本を取り出して読み始める。その途端に彼らの僕に対する評価は「捨て犬」から「学者」に変わったはずだ(笑)。満足して読めもしないアルファベットの羅列を眺める。

 時間になり駅のホームでパスポートを提示して列車に乗り込むと(後で聞いた話だが、一般の中国人は許可を得ないと入れないらしい)さすが軟座、日本の夜行バスなみに席が広い。これは快適じゃわい、と寝ているとやはり寒い。高い金を払うということは、寒い席に座るということなのだ、と自分を納得させてジャケットを着る。

 e0009838_1472770.jpg
 
目を覚ますとそこは深せんである。帰りにも寄るからと素通りでそのまま香港を目指す。ちょうど鉄道駅近くにイミグレがあってそこへ向かう。人、人、人。ここにムスカがいたら・・、しつこいですね(笑)。ここでは列がしっかり守られているようなので、僕も一番後ろに並ぶ。



 
 40分後、無事に香港入境。両替をすると人民元とほぼ等価だ。ここからネイザンロードの佐敦(ジョーダン)まで地下鉄で行く。切符を買い乗ってみると日本の地下鉄よりも綺麗で派手でびっくりする。そして乗客は気持ちおしゃれになっている。携帯電話を持ってる人も中国本土よりも多いようだ。そして驚いたのが、若い女の子が日本人に酷似していること。きっと化粧が似てるからだろうと推測する。
 
 佐敦駅に到着する。『上海の西、デリーの東』に載っている「Lucky guest house」へ行くつもりだ。幸いにもこの本に「上海ロードにある」と書いてあるので上海ロードを探す。方向音痴をいかんなく発揮して30分近く歩いた結果、ようやくゲストハウス発見。しかし部屋は満室とのことで、かの有名な重慶マンションへ向かう。そこで80HK$の宿を見つけ、夕飯を食べに外へ出る。迷ったときに見つけた(あながち方向音痴も無駄ではない)おいしそうな店へ行き、ビールと炒飯を頼む。両方で35HK$とやはり高い。早いとこベトナムへ行かなければ。

 e0009838_1474187.jpg
 
 帰りにふらふらと散歩して対岸の「100万$の夜景」とやらをしばらく眺める。何が100万$なのだろう?「とにかく凄い」の象徴が「100万$」なのだろうか。海には『深夜特急』で沢木氏が絶賛したスターフェリーが香港島へ向かっている。明日早速乗ってみよう。アイスクリームを買って。
[PR]
by aciktim | 2005-07-14 17:00 |  -中国 China
 体が痛くて目が覚める。時計を見ると6時半。周りを見渡すと、みなさんゴミが散乱している床の上で平気で寝ている。(言い忘れていたが、中国人はひまわりの種などの殻を平気でそのへんに棄てる。だから1時間もするとゴミがたまる。そこで1時間に1回くらいほうきを持って掃除に来る係の人がいるのだが、埃が激しく舞うのであまりありがたくない) 無座じゃなくてよかったなぁとつくづく思う(硬臥の切符だったら・・なんて甘い考えは昨日中に意識的に消しておいた)。一応電車はまだ動いている。このまま止まらずに走り続けるのを祈るばかりだ。

 通路に売り子がやって来たので弁当を買う。既に電車の中で5回目のご飯になるわけだ。はっきりいって美味しくもなんともないが、この鉄道内で唯一の楽しみが食事だから時間をかけて食べる。もぐもぐもぐ。

 既に1回読み終えている『塩狩峠』また読む。1回目は深く感銘を受けて読んだのだが、気分がささくれてしまっている今の僕は「はいはい」なんて欠伸しながら読む(三浦さんすいません)。しかし読み進めていくうちにそのような浅はかな自分を責めるようになる。なんて言っても長野さんは立派な方だ。僕には自分の体で電車を止めるようなことは出来ないだろう。と考えが及び、それに比べれば今置かれている状況なんて甘いものだ、と自分を戒めてニコニコするよう心がける。横の張くんが不審そうな目で僕の顔を覗いている。

 そのように僕の心が平安を取り戻したとき、突然再度電車が停まる。そしてアナウンス。張君が通訳する。「また停まるらしい、ワッハッハッ!」張君もさすがに壊れたらしい。僕もおかしくなり「ワッハッハッ」と笑い返す。お尻はすでに前日から痛い。それも何だかおかしく感じられる。ワッハッハッ!お尻が痛い、だって?

 人は疲れがピークになると意味もなくへらへらするものらしい。周りの中国人も若い連中は意味もなくへらへらしている。その点さすがにお年を召された方は強い。全く動揺せずひたすらトランプに熱中している。きっと彼らにとってはこの程度のことは屁でもないのだろう。

 そして12時ころ電車がまた動き出す。アナウンス。張くんが「あと2時間らしいよ」とあまり信じていない顔をして教えてくれる。僕はまぁ4時間くらいだろうと思って(過度の期待は絶対にしてはいけない)気長にへらへらする。

 
 そして13時50分。アナウンス。張くんが顔を紅潮させて「あと10分だって!いや~、今まで数回この路線に乗ったけれど、こんなに遅れたのは初めてだよ。」と言う。ふ~んなるほど初めてなんだ(涙)。僕の方はもはや何をいう気力もなく、ただThank youと言っておく。電車を降りると駅前の宿を取って(一泊80元、やや高かったが探し回る気力はどこを探しても残っていなかった)荷物を置き、近くの食堂に行き炒飯を食べてビールを飲み、泥のように眠る。
 e0009838_1434015.jpg
 こうして長い長い42時間の列車旅行は幕を閉じた。これ以来僕は10時間以上の列車に乗る際は必ず寝台を取るようにしている。もうイヤです。
 (横の写真は到着間際の車内のようす。みなさん喜んでいらっしゃいますね。)

(※一応言っておくと、これはノンフィクションです。) 
[PR]
by aciktim | 2005-07-13 17:02 |  -中国 China
 激しい揺れに目を覚ます。朦朧とした頭で3秒ほど状況を把握しようと努め、今電車に乗っていることに気付く。時計に恐る恐る目をやるとまだ5時。やれやれ、今日は長いなぁ・・。

 早速MDプレイヤーでLos van vanを聴く。こういう時は気分がよくなるような曲を聴いて、ポジティブシンキングに持ち込むのだ。中国人の朝は早い、6時頃になると周りの乗客も目を覚まし始める。それを見計らったように、物売りが車両にやってくる。みなさんカップラーメンを買っているので僕もまねして買う。。「康師傅」という中国でも有名なメーカーのもの。折りたたみフォークも入っていて便利。「電車の中でお湯はどうするのか?」と疑問に思われる方もいるかもしれないがそこは中国。列車には必ずといっていいほど、熱湯がでる蛇口が備え付けられているのだ。僕ものこのことお湯を注ぎに行く。

 戻ってきて席で食べる。辛い調味料を全部入れてしまって、アホみたいに辛い、これは無理。しかし他所の国に来て食べ物を残すのは、僕の海外滞在中のルールにおいてご法度なので我慢して食べる。横の中国人が顔が真っ赤になっても食べ続ける僕を見て笑っている。

 一応中国の硬座の席について説明しておくと、東海道線のボックス席を想像してもらえばいい。それよりもやや広く、6人掛けと4人掛けの席が並んでいる。僕は6人掛けの通路側に座っていた。これはどういうことかというと色々な人が座りに来る、ということ。まぁ長い移動だし立ちっぱなしはきついだろう、と思って座っていいよ、なんて言っていると、いつの間にか8人掛けになっている(向かいの中国人も座らせていた)、なんてことがよくある。周りを見渡して見ると、意外と中国人も優しく(失礼)どこも8人掛けになっていた。

 さて、そんなわけで僕以外の7人は皆中国人だった。隣の席の若い男性は上海の大学に通っていて、夏休みだから地元の広州に帰るとのこと。彼は英語が少し話せたので、早速広東語を教えていただくことに。しかし教わり始めていると、あまりにも普通語(北京語)と違う事実に愕然とする。ニイハオも違うし(レィホウになる)、1~10も全く違う。そこで熱心に聴いているふりをして適当に頷いておいた。張くんごめんなさい。

 さらに少し話していると、張くんはどうやらゲーマー(って今も言いますよね?)らしいことがおぼろげながら分かってくる。それに対して僕はゲームを一切やらない人間。そんな二人の話が膨らむわけはない。張くんも僕がゲームに関する知識がほぼ皆無なことに気付いて、途中からゲームボーイをやりだしてしまった。

 11時になると突然電車が止まる。外を見ると駅はおろか何もない。そこに何やら中国語のアナウンスが流れる。周りの中国人がそれを聞いて口々に何か言っている。決して楽しそうな口調ではないことくらいなら僕にだって分かる。まさか・・・まさかねぇ・・・。

 意を決して張くんに何をアナウンスしていたのかを聞いてみる。張くん曰く、「昨日の大雨のため、線路を通れない状況。だからこれから数時間停まる」とのこと。何時間くらい?と聞いてみると、分からんとの答え。いやはや参った。しかしジタバタしても仕方がないので、三浦綾子さんの『塩狩峠』を読み始める。

 結局電車が再び動き始めたのは16時。やれやれですね。当然20時に着くわけもなくその日も電車で一泊するはめに。横の張くんに何時ころ着くか聞いてみると(具体的な時間が知りたくなるんですよね)、「分からない、多分明日中には着くんじゃない?」と一蹴される。この辺の鷹揚さは僕も見習いたいです。

 このようにして一日終わり。床にもたくさん人が寝ている中(僕の座っているイスの下のスペースでも寝ていた)、22時ころ眠りにつく。ここまでの乗車時間26時間。
[PR]
by aciktim | 2005-07-12 20:59 |  -中国 China