アジア中東旅行・日常生活などに関する手記であります。今は資金集めのために、日本で充電してます。


by aciktim
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カテゴリ: -台湾 Taiwan( 1 )

台湾紀行   in 2000

 
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 初めての海外旅行を振り返ってみます。

 僕が始めていった外国は台湾でした。古い紺色のパスポートを引っ張りだしてみてみると、高校生の時2回行っていて、一回目は2週間、2回目は3週間でした。

 一回目は駆け足で、台北→台中→台南→高雄→台東→花蓮、そして台北OUTというルートでした。僕にとって初めての海外個人旅行。地図を手に街をひたすら歩き、色々なものを食べ、色々な人に会う、その2週間は僕にとって生まれて初めてともいえる心の底からの充足感を感じた日々でした。この台湾での2週間が、今までの旅行、計13カ国トータル18ヶ月に繋がっていった原点になっていると思います。

  もう6,7年前なので、正直あまりその日々を覚えていないのですが、魯肉飯という牛丼みたいなものをよく食べた記憶があります。理由は単純で安いから。当時僕は高校生であまりお金を持っていなかったので、今よりも貧乏旅行をしていたのです。野宿なんかもしたな、無知というのはこわいですね。(笑)

  そして何よりも印象に残っているのは、台湾の人たちの優しさでした。台中という都市にいたとき、僕は宿を探して歩いていました。地図を見ても良く分からず、ほとほと疲れきっていました。そんな時、4人組の若い女の子が話しかけてきてくれました。この人たちが本当に優しく親切で、一緒になって探してくれました。1時間くらい歩き回って宿がようやく見つかり、その子たちが宿の主人と何やら話し始めました。僕は料金交渉を代わりにしてくれているのだろう、ぐらいに思ってその様子を見ていると、話がまとまったようです。そしてその中の一人の子が予想だにしないことを言いました。「もし良かったら私たちの家に来ませんか?」え!?僕の英語が間違ってるのか?こんなどこの馬の骨とも知らぬ日本人を家に泊めてくれる?一瞬、身包み剥がされて有り金取られるのかな、と不安な思いもよぎりましたが、一泊分の宿代が浮く(確か一泊200元(当時のレートで800円くらい))という魅力があっさりと勝ち、のこのこついて行きました。結局その判断は正解で、3泊3食観光ガイド付、実家(虎尾(Huwei))にも泊めさせてもらいその期間毎日酒盛り、という素晴らしいオプションまで付いてきました。

 今でもはっきり覚えている時間があります。虎尾でサントリーのウイスキーをお父さんと飲んでいた時です。僕は彼女らと会ってからどうしても解せない問題を頭の中に抱えていました。それは「戦時中日本は台湾を植民地化して占領していたではないか。何故そんな日本人にこんなにも優しくしてくれるか。」どうしても聞いてみたくて、失礼かもしれないと思いながらも拙い英語で聞いてみました。するとお父さんは、赤い顔をさらに赤くして次のようなことを言いました。確かに当時の日本は我々にひどいことをした。しかし、あなたはその時生まれていない。もし我々の娘があなた方へ憎しみの心しか持つことが出来ずに、復讐するとしたら、問題はいつまでたっても解決しない。そうだろう?

 この台湾での出会いは、「旅行で一番大切なことは現地の人と話すことである」という今の僕の旅行スタンスを形成しました。この出会いが、僕を更なる旅行へ誘ってくれたのです。Tinさんを始め台湾であったみなさんに感謝の意を表したいと思います。多謝!

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by aciktim | 2005-06-23 00:31 |  -台湾 Taiwan