アジア中東旅行・日常生活などに関する手記であります。今は資金集めのために、日本で充電してます。


by aciktim
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カテゴリ: -映画 ( 12 )

ツタヤが旧作半額だったので、いろいろ借りてきました。品々は、

■ 『うつせみ』 キムギドク
■ 『10ミニッツオールダー(Green)』 ゴダールとか
■ 『コーヒー&シガレッツ』 ジャームッシュ
■ 『Asian muse』(CD) アンサリーとか

の四つ。『コーヒー&シガレッツ』以外は初めて見るのばかり。さてさて。


e0009838_1426339.jpg 韓国のキム・ギドク監督の作品。友人に勧められて見てみました。留守宅で日々生活を営んでいる若い男が、とある家で抜け殻のような人妻と出会い恋におちるというなかなかベタな内容。また、主役の二人は徹底的にセリフを奪われているので、一切の会話は排除され、沈黙とお互いの作り出すゆったりとした空間でストーリーは展開されていく。なかなか悪くなかったです。会話をつないでつないで沈黙を埋めていく映画がベニーニだとすると、対極にあるような映画。ラストで言葉を使ったのは腑におちないけれど、それ以外は楽しめました。傲慢にも評価をすると、星四つ。


ちなみにAnn Sarryさんの『蘇州夜曲』と非常によく合いました。まぁ、どうでもいいといえばどうでもいい話なのだけれど。
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by aciktim | 2008-02-04 14:46 |  -映画

観たい映画(メモ)

■ マジッド・マジディ 『太陽は僕の瞳』 
■ マジッド・マジディ 『少女の髪どめ』
■ チェン・カイコー 『人生は琴の弦のように』
■ ゴダール ヴェンダース 『10ミニッツオールダー』
■ ニール・ジョーダン 『ギャンブルプレイ』
■ パトリス・ルコント 『サン・ピエールの命』
■ キム・ギドク 『春夏秋冬そして春』

今日は髪をすいてもらいました。あまり喋りすぎない人だったので良かった。
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by aciktim | 2008-01-28 15:26 |  -映画
e0009838_14541859.gif東京に住んでいて、できれば避けて生きていきたい街、渋谷に行って来ました。理由はただひとつ、この映画がシネマライズでしかやっていないから。有名な監督が揃っているんだから、新宿でも上映してください。ほんとに。

それでも、シネマライズでは日曜のラスト(18:55~)では1000円で観ることができるので、まぁよかったんですが(もっとも僕は払ってないけれど)。

ショートストーリー7本立てのこの映画。ルワンダや中国、ブラジルなどを舞台に、劣悪な環境のなかでも逞しく生きていく子供たちの様子を彼ら、彼女らの目線で淡々と描いています。

クストリッツァは、「さすが!(シュールな題材をコミカルに描くことにかけては右に出る人はいない)」だし、スパイク・リーは「う~ん・・・。」とうなるし、ジョンウーは「まったくもう(中国の監督は、お涙頂戴が上手ってこと。やや演出過多のきらいはあったけれど)。」と、一編20分弱でよくここまで描けるなぁ・・。というのが率直な感想。

それにしても、人間が生きていくのって難しい。こどもたちは、気がついたら生命を与えられ、生きる場所を選択する自由もなければ、両親を選ぶこともできないまま、その中で一生懸命いきていくしかない。とはいえこの日本だって、さすがに10歳にして銃を持つ羽目にはならないにせよ、ある意味もっと陰湿な世界の中で生きていかなければならない。

しかし、この映画はもちろんただ凄惨さを描くだけでは終わらない。そこには確かな希望がある。特に印象に残ったのは、ブラジルのサンパウロ(たぶん)の貧しい兄弟。彼らは、街に溢れている缶やダンボールなどを集め、それを僅かなお金に変えることを生業としている。しかしそんな彼らには絶望感など少しも感じられない。彼らは与えられた環境を既に把握しているように観える。そしてその中で、彼ら自身の人生を豊かにするために、楽しさを追求していく。その姿勢は、物質的に豊かな日本人から見ても、同情を感じる余地などない。美しくさえ見えるのだ。

『それでも生きる子供たちへ 公式ページ』
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by aciktim | 2007-06-12 14:55 |  -映画
 えー、以前から映画が大好きで、今までそれなりの数の映画を見てきました。しかしこのブログのメインは旅のこと。ここに掲載すると、ブログがうるさくなるかな~、と思い映画専門のブログを作ろうと(何個作ってもフリーですもんね)数日考えた結果、ameba blogさんにお世話になることにしました。理由はi-pod nanoが当たるかも、というかなりミーハーなもので、それ以上のものはありません(笑)。

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 新しいブログは、『珈琲片手に映画でも』(aciktim)です。

 まぁのんびりとやっていこうと思いますので、たまに覗いてやってくださいませ。
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by aciktim | 2005-11-10 17:52 |  -映画

『LOVERS』

LOVERS
/ レントラックジャパン
スコア選択: ★★★




 
 ちょうどさっきまで日曜洋画劇場で『LOVERS』をTVでやっていたので見てみました。

 僕は基本的にチャンイーモウ作品が好きなのですが(『秋菊の物語』や『活きる』、『初恋のきた道』、『至福のとき』など)、『HERO』なんかが苦手でこの作品は見てなかったんですね。

 さて、あくまで個人的に受けた感想はと言うと…、やっぱりつまらない(笑)。やはりアクションものはあまり好きではないので(この作品を「恋愛もの」、「歴史もの」とカテゴライズしても何だか…ですよね)、楽しめませんでした。スローモーションとか要らないし、最後のシーンとかも読めるし。まぁアクションシーンって見てて面白いんですけどね。他の作品と比べるとあまり良くない。

 まぁ感想を総括すると、「チャンツィーがきれいでした」になるかなぁ。
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by aciktim | 2005-10-30 23:34 |  -映画

『白い風船』

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監督は、『チャドルと生きる』のジャファル・パナヒさん。
脚本は『桜桃の味』で有名なキアロスタミ氏。



 『桜桃の味』でキアロスタミ氏に感銘を受け、探し回って(というほどではないのだけれど)見つけたこの作品。

 そもそもイラン映画の魅力というと、「日常の中に溢れている、ややもすれば見落としてしまいそうな些細なことを、如何にありありと描いているか」という点にあると思います。その観点でイラン映画を見て楽しむことが出来る僕としては、これは良い作品でした。とにかく、描写が細かい。

 子供の時を思い出しました。ほのぼのしました。☆4つ。
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by aciktim | 2005-10-23 23:12 |  -映画

『再見』

  再見 また逢う日まで デラックス版 (スコア選択: ★★★★★)
 
 【2001年中国】
 監督:ユイチョン
 出演:ジジ・リョン シア・ユイ ジャン・ウー チェン・シー デヴィッド・リー

   
 たった今見終わりました。
 いや、本当にストーリーなんて拙いんですよ。でも、でもね、お兄ちゃんが・・(涙)。
 今まで映画で泣くなんてなかったんですけど・・・。やはり僕は家族ものには弱いみたいです(笑)。
 
 どこかの国みたいに(どこの国かは言いませんが)、多額な制作費をかけなくても良い映画って作れるんですよね~。それを再確認させてくれるシンプルな良い映画でした。
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by aciktim | 2005-08-13 00:52 |  -映画

『北京バイオリン』

 10代の僕にとって、良い映画の定義は、「考えさせられる映画」でした。お気に入りはゴダールやトリュフォー、ルイマルやフェリーニなど(ベタベタで恥ずかしいのですが)、いわゆる1950年代に流行った「ヌーベルバーグ」の監督の作品たち。大好きで繰り返し見てましたね。見終わったあと腕組みしてタバコふかしたりして(笑)。

 さて、それから幾年か過ぎた現在、好きな映画の基準は変わりまして、「心に染み入る映画」となりました。最近のお気に入りは、チャンイーモウ監督(相変わらずベタですね(笑))の作品を筆頭に中国映画です。ストーリーとか単純なんですけれど、心に「染み入る」映画が多いんですよね~。

 北京ヴァイオリン 特別プレミアム版  (スコア選択: ★★★★★)
 
 ということで昨日『北京バイオリン』を見ました。有名な映画ですからあらすじなど述べる必要は無いと思うので省略します(面倒臭いだけ?(笑))。特に、最近仕事が忙しくて心が乾いている、という方にお勧めですね。この映画を見た後は、心が暖かくなること間違いなしです(たぶん)。
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by aciktim | 2005-08-12 20:15 |  -映画

『アザー・ファイナル』

 皆さんこんばんわ、おかげ様で風邪はすっかり良くなりました。健康っていいですね~

 結局どうやって直したかというと、お酒の力を借りたのです(情けない)。昨日ビールをがつんと飲んで酔っぱらい、服をしっかり着て身体を熱くして寝ました。そして今朝眼が覚めると、やや二日酔いでふらふらしていたのですが(予定通り)、午後になったら二日酔いと共に体のだるさもどこかに消え去っていた・・。っていう都合の良い話なのですが、意外とこれが利くのですよ。高校のころから大概の風邪は、最終的にこの方法で直してます(笑)。やや荒療法の気がしないでもないけれど、実際よくなるんですよね。そもそも風邪薬が嫌いなので、こういう方法になるわけです。

 
 昼過ぎ。すっかり快調になり日本語教育能力検定試験の受験料10000円を郵便局へ払いに行き、帰ってきてから既に借りてあったDVD、『アザー・ファイナル』を見ました。

 これは2002年の日韓ワールドカップ決勝戦(ブラジル対ドイツ)と同日、アジアの仏教国ブータンで行われた「もう一つの決勝戦」のドキュメンタリーです。「もう一つの決勝戦」とは、FIFAランキングの最下位2国、202位のブータンと203位のモンセラート諸島が試合をして、最下位を決定する試合のことです。
 このフィルムでは試合開催が決定した日から、実際に試合が行われた日までを描いているものなのですが、こう言ってはなんですけれど面白い。次から次へと災難が襲い掛かってくるんですね。両チームともコーチが不在になったり、モンセラートの選手たちがカルカッタで足止めをくらったことが原因で感染症に罹ったり、審判が前日まで決まらなかったりと、日本で行われる決勝戦とは規模が全然違うわけですね。しかし、僕個人的にはこの試合には胸をうたれるものがありました。それは、本来サッカーとはこうあるものではなかったか、と。
 オリンピックでもそうですが、このように世界規模のスポーツ大会となると、スポンサーである大企業を宣伝することが最優先、みたいな「金儲け」が中心にあってスポーツはおまけのようなところがありますよね(まぁある程度は仕方ないのかもしれませんが)。それに比べると規模も小さいおかげで、「一般庶民が楽しむためのサッカー」であるこちらの決勝戦の方が、選手も観客も楽しんでいるように見えました。愛国主義的で狂気的な熱狂ではなくて、純粋にボールが蹴られているのを見て楽しむ、というシンプルな熱狂がそこにはありました。
 
 あと大きな声では言えませんが、NikeとAdidasはこの試合のスポンサーになるの拒否したみたいですね。何だかせこくていやですね~(笑)。

 そんなわけで、興味を持たれた方は是非見てみてください。
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by aciktim | 2005-08-03 21:03 |  -映画

『ダライラマ』

 今日も相変わらずの天気でしたね。梅雨明けはいつなのでしょうか。
 
 梅雨って日本人の性格形成の一旦を担ってますよね。『源氏物語』で六条御息所が悪霊になるシーンは、梅雨のある国でないと生まれにくい発想だと思いますし(ドロドロしてますよね)、日本人特有の受容力と忍耐力はまさに梅雨によってもたらされたものではないでしょうか。以前東南アジアや中東を訪れたとき現地の方といろいろ話して、日本人とは考え方が違うなぁ、としみじみ感じたものですが、これも気候に拠るところが大きいのでしょうね。

 さて、以上気候条件をふまえた上で、今日は中国共産党とチベットについて。

 先ほど『ダライラマ』という映画を見ました。これは中国中央電視台(日本のNHKみたいなもの)から見たダライラマ14世氏のインド亡命までの経緯と、20世紀の中国とチベットの流れを描いたものです。中国共産党は情報操作に長けておりますから、このまま受け止めてはいけません。これは中国共産党に都合の良い情報だけを流しているという考えを念頭において見るのが適当なようです。さて、見終えての感想は・・・。

 なかなか露骨でしたねぇ。まず冒頭のシーンでいきなりダライラマ氏のテロップが漢字表記(笑)。内容はいわく「封建的で前近代の」チベットを「解放」することは当然だ、やらダライラマ氏はインドへ亡命する際「生命と地位」を心配していた、などう~んと唸らされる内容が続き、
 
 かつて敬ったダライラマとその一族が彼らに与えたのは果てしない苦しみであった。
 人民政府は彼らを導き、民主と自由・幸福を勝ち取った。


とテロップが流れ、幸せそうなチベットの人々が踊っているシーンでこのドキュメンタリー?は終わります。

 「な~るほど、さすが中国共産党。ダライラマ独裁政権を倒し、その後は民主的かつ近代的な生活をチベッタンに享受させているのか。かっこいい~!」とついつい言ってしまいそうですが、間違ってもこの映画を見ただけではそんなこと言ってはいけません(笑)。
 
 僕は今までに『ダライラマ自伝』(文春文庫2001)をはじめ、チベット関連の書籍を多少は読んでおりますので、最低限の知識は有しているつもりです。その上でこのビデオの感想を書いてみたいと思います。

 確かに1951年チベットが中国の支配下に置かれたとき、チベット内ではダライラマ氏の不在(転生制度のデメリットの一つ)によって国がまとまっていませんでした。また、農民が貴族や僧院から搾取され続け、恨みを抱えていたという事情もあり、中国軍の到来を望んでいた方も中にはいたそうです。ただ、このビデオではその部分(当時の貧困のようすなど・しかしこの時期に餓死者はいなかったという説もある)だけを強調して流し、その後の「文革」や「大躍進政策」での悲劇は一切排除されて描かれていませんでした。これはフェアではありませんよね。「一方の視点から、都合の良いように撮られた作品」であると言っても過言ではないと思います。

 僕個人としては、中国共産党の政策を全否定するつもりはありません。毛沢東の目指した「富の公正な分配」など、まぁ大義名分だけを見れば立派なものだと言えないこともないでしょう。しかし如何せん手段が悪すぎたのではないか、と思います。文革とかちょっと酷すぎますよねぇ・・。さすがに中国政府も文革の誤りを認めているようですが。

 ここで強引に冒頭の気候の話に戻ると、チベットの都ラサは標高約3600Mです。ですから、人間が住む世界としてはやや厳しい地域であるといえるでしょう。このような自然の厳しい世界では、精神文明が生まれやすい状況であるといえると思います。人間が生きていくうえで、日々考えることを強制される土地であるというか・・。何だか結果論みたいですが、まぁそれは置いといて。(笑)

 チベットと中国の平和共存をアジアの片隅から祈っております。
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by aciktim | 2005-07-08 01:09 |  -映画