アジア中東旅行・日常生活などに関する手記であります。今は資金集めのために、日本で充電してます。


by aciktim
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カテゴリ: -叙利亚 Syria( 3 )

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 戦争が起きるということは、多数の人間や動物が死ぬと同時に、築き上げられた「街」も死ぬということなのだ。シリアのゴラン高原にある、クネイトラという地はまざまざとその事実を教えてくれた。

 クネイトラは、シリア・レバノン・ヨルダン・イスラエルに囲まれた土地である。この国々を並べれば、どうしてこの地が爆撃によって滅びてしまったかお分かりであろう。4回にわたる中東戦争、イスラエルとアラブ諸国の戦争の標本のような土地なのだ。
 
 シリア内務省の入域許可をもらい、ダマスカスからセルビスで1時間くらい走るとクネイトラに到着する。ここは現在国連の監視下にあり、「UN」と車体に書かれたジープが忙しなく走っていて、それまで訪れたシリア各都市との雰囲気の違いは明らかだ(ちなみに日本人も配置されているとのこと)。簡単なポリスチェックがあって、公認ガイドを付けてくれて中を見学させていただく。一人でうろうろすることは禁止されているのだ。
 
                 
                百聞は一見にしかず。それでは写真の方を。

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  ←これは教会跡です。残念ながら祈りも通じなかったみたいですね。


  →え~、多分(記憶がはっきりしなくてすいません)銀行跡です。当然内部はものけの空です。



 
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 この左右の写真はかつて何だったか分かります?分かりませんよね。正解は三階建ての病院です。内部には注射器や針など、かつてここが病院であったことを示すいくつかのものが落ちていました。







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 病院の屋上からの眺めです。ガイドさんいわく、山の向こうはヨルダンとのこと。反対側からはイスラエルとレバノンも見渡せるとか。この敷地内には、想像以上に緑がたくさん残っていて、心を和ませてくれました。



 


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 最後に必死に生きる小犬たちです。愚かな人間たちのせいで、こんな荒れ果てた土地に住まなければならなくなってしまったんですね。ごめんよ。たくましく生きてね~。
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by aciktim | 2005-08-07 17:09 |  -叙利亚 Syria
e0009838_166985.jpg シリアの首都、ダマスカス。その歴史は古く、紀元前10Cから王国の首都として興りました。それから古代ローマ時代に重要な文化都市として栄えます。635年にイスラム帝国の支配下に置かれてからは、今までムスリムの都市として生き続けています。
 この女の子たちも歴史の末裔なのかもしれませんね。カメラを向けると笑顔で応えてくれました。



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 ダマスカス最大のモスク、ウマイヤドモスクです。噂によるとそこには元は教会があったらしいのですが、ウマイヤ朝時代にモスクに代えたみたいです。中はだだっ広く(偶像崇拝がないため、像も何もない)、静かにコーランが流れていました。異教徒を入れてくれる寛容なモスクに感謝ですね。
 (ちなみに入場料は50SP(≒100円)、女性の方は(無料で)チャドルを借りて着なければ中に入れません。)

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 モスク前の広場にいた猫です。このようにシリアでは猫をたくさん見た記憶があります。この猫もモスクの立派な外観に見とれてました・・、と言いたいところですが、欠伸ばっかりしてましたね。(笑)まぁこのネコさんは毎日見てもう見飽きているのでしょう。


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 え~、この写真で分かるように(分かるかな?)、ダマスカスは近代的な大都市で、街行く人々も皆さんおしゃれでした。かえって旅行者の方が汚く見えるくらいで困りましたよ(笑)。
 この街は本当に治安がいい街でしたね。東京なんかの方が、余程治安悪いと思いますよ。イスラムが近代社会と上手い具合に融合しているようでした。
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by aciktim | 2005-07-21 21:09 |  -叙利亚 Syria
 オリーブ石鹸って知ってますか?最近Loftやハンズなんかでも見かけるアレです。あの石鹸はシリアのアレッポが原産地として有名なんですね。そのアレッポの写真のあれこれ。

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 これはアレッポ城です。余談ですが、ここら辺(中東)の入場料というのはとても面白い仕組みになっています。一般の方(非学生)は150SP(シリアポンド:旅行者はシリポンと呼ぶ)なのですが、学生は何と10SP。その料金なんと10分の1なんですね。中東は学生に優しい町なんだなぁ~としみじみ思いました。[注:1SP≒2,2円]



 もしこの地域に行かれる方がいたら、国際学生証を作っていかれることをお勧めします。もう学生なんて過去の話だ、という方でも大丈夫。シリア南部パルミラの「Sun Hotel」で5ドルで作ってもらえます。本物と偽者を並べてみると、チープさは一目瞭然なのですが(カオサンよりはましと言った程度)、シリア・ヨルダンだけなら問題ありません。強気にみせることがポイントです。

e0009838_161672.jpg スーク(市場)の入り口です(写真左)。僕はここでバックギャモン(写真下)を買いました。これはいわば中東のすごろくで、シンプルで楽しいゲームです(ややこしいので説明は抜き)。この辺のチャイハネ(喫茶店)へ行くといい年したおじさんが水タバコを吸いながら、白昼堂々熱いゲームを繰り広げております。他にやることないのか。まぁ楽しそうでしたし、僕が口を挟むことでもないんですけれど。
 ちなみにこれはアプリコットで出来ていて、手元の日記を見ると400SPで購入したそうです。日本に帰ってきてからインテリアになっていることは言うまでもないでしょう(笑)。周りに知っている人がいないんですよね~、残念。

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 さすがに歴史の深い街だけあって、旧市街の路地裏に入ると「シェルタリングスカイ」のワンシーンに入り込んだような錯覚を覚えることが出来ます。路地裏のようすは穏やかでいいですね。数百年前にタイムスリップしたかのような。
 本当にこの街では(でも?)迷子になりました。地図を持たないでぶらぶら歩いていると、いつの間にかこういう地域に入り込んでしまうのですよね。そうなるともうお手上げです(笑)。ひたすら歩いて、何とか目印のものを探す、と。でもそのおかげで、思いもよらぬものにふいに出会ったりすることが出来たので、迷子は無駄ではない、ってことですね、はい(笑)。
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by aciktim | 2005-07-20 21:19 |  -叙利亚 Syria