バリ紀行2 サヌール 贅沢な日
2005年 09月 13日
朝9時に鳥の鳴き声で目を覚ます、贅沢な朝。昨夜はビールを飲んで泥のようすぐに眠ってしまったため、シャワーを浴びる。日本でも夏は水シャワーのため違和感なし。さっぱりしたところで、散歩がてらにナシゴレンとやらを食いに行こうと宿を出ようとすると、宿のおばちゃんに呼び止められる。何だろう、と思って聞いてみると、どうやら「including breakfast」と言っているらしい。ニヤニヤして席に着く(後にインドネシアの宿はビルマと同じく朝飯付きがポピュラーということが判明した)。
コーヒーか紅茶、目玉焼きかゆで卵を選べるらしく、コーヒーと目玉焼きをチョイスする。待つこと数分、それらに加えパイナップルとバナナが机に並べられた。ちょっと動揺する。実は僕は果物が苦手なのだ。解る人には解ると思うんだけれど、果物を食べると口の中(唇も)が痒くなってしまうのである。しかしこの南の島国で果物を食べないのは勿体ない気がするし、何より海外で食い物を残すことは御法度にしているため、気合いで食べる。予想通り痒くなるが、こっちに暖かい眼差しを向けてくれているおばちゃんに悟られないよう、コーヒーを飲んで静かにごまかす。
お腹を満たし、ジャランジャラン(インドネシア語で「散歩」の意)する。10分ほど歩いて海に到着。久々の海はやはり気持ち良い。カニも喜んでいる。海水パンツを履いていなかったため、1時間くらいのんびりしてからまた宿に向けてとことこ歩く。すると、ツーリステックな町並みの中にローカルなワルン(商店兼食堂)がポツンとあり、さっそくナシチャンプルを注文する。これは白米の上に数種類のおかずがのっている料理で、からいがうまい。6000ルピア(≒65円)。
さらに近くの「アラス・アルム・アグン」という名のスーパーに入り、当面必要なインスタントコーヒー(5000ルピア)とカボチャの種(7000ルピア/200g)、あとSAMPOERNAというガラムのようなタバコ(7000ルピア)を購入する。スーパーの小脇にATMもあったため、今回初めて作ったcitibankのカードで早速キャッシングしてみる。明日ジョグジャカルタ行きのエアーチケットを購入するため、1000000ルピアもおろす(桁は多いけれど、10000円前後です)。
13:30ころ宿に戻ってきて、海水パンツに履き替え再度ビーチへ。さて泳ごう、と思って辺りを見回してみるが、泳いでいる人はまばら。海中に入るとその理由がすぐに判明。浅すぎるのだ。進めど進めど足はつく。色々歩き回っていると、なんとか首まで浸かれるところを発見し、プカプカ浮く。
いつまでもプカプカしていても始まらないので、砂浜に持参してきた布を敷いて、海沿いにあるサークルKでビンタンビールを購入し、今はまだ15時だしこんな時間に飲んでいいのだろうか、という罪悪感をほんの少し(ミジンコくらい)感じながらも、海を見ながらぐいぐい飲む。
1時間くらい幸せな時間を過ごしていると体がだるくなってきたため(バリの日差しは強い)、宿に戻ることに。身体についた塩をシャワーで流し、夕飯を食いに再びジャランジャラン。ビーチ沿いには生意気な(西洋人向けの高そうな)レストランしかなかったため、プラプラほっつき歩いていると屋台街のようなところを発見する。これだよこれ。早速その中の一軒のイスに座り、Bakso(バッソ・写真左)というチキンスープにつみれが入ったものを食べる。3000ルピア(≒30円)。美味しかったのだがこれだけでは満腹にはほど遠いため、隣のナシチャンプルも食べる。店によって上にのっている具が違うことが判明(写真右)。ここも美味い。インドネシアでは食うものに困らないことを確信する。何よりの朗報だ。ちなみにここは一皿7000ルピア。
さてはて、ボロブドゥール行きの飛行機チケットは無事とれるだろうか。
by aciktim
| 2005-09-13 13:07
| -印度尼西亞 Indonesia