4.有楽町 砂マンダラの世界
2005年 07月 02日
今日は天気もよく、絶好のお出かけ日和でした。ということで、先日大学の教授に紹介していただいた、「ダライラマ法王生誕70年祝賀特別記念行事・チベット砂曼荼羅の世界」のオープニングセレモニーへ出かけることにしました。
ここで一つ言っておくと、昨夜僕は友人と遅くまで飲んでしまいました。つまり、セレモニー会場の正確な場所の確認を怠った、ということです。このことが悲劇の始まりでした。
セレモニーは午前10時スタート、とはがきに記されていたので、余裕を持って9時前に家を出ました。どこへ向かったか、そう新宿へ向かってしまったのです。葉書には「ダライラマ法王日本代表部事務所」の住所が記されておりました、そう。新宿五丁目の住所が。
そのセレモニーは授業中に教授が紹介してくれたもので、確かに教授はその時、「東京国際フォーラムで行われる」とおっしゃってました。しかし僕はその後に葉書を受け取り、住所が新宿のものしか書かれていなかったのを見て、「展示は有楽町の東京国際フォーラムで行なわれるけれど、きっとセレモニーは内輪だけで新宿のダライ・ラマ法王日本代表部事務所でやるのだ。」と思い込んでしまったのです(←バカ)。その間違いに気付いたのは、新宿のダライ・ラマ法王日本代表部事務所の前で何度ノックしても、中から反応が返ってこなかったとき(笑)。時計を見ると10時5分前。
その間違いに気付いてからは大慌てでした。一瞬タクシーの四文字が頭をよぎりましたが、そんな金はあるはずない。何年振りかに新宿の街を激走し中央線に飛び乗って、有楽町駅から国際フォーラム内の相田みつを美術館までベンジョンソン並みのダッシュを見せ、10時30分になんとか到着。急いで中に入ると既に始まっていて(当たり前)、砂マンダラを作る前のお経を唱えている段階でした。お坊さんは4人いて、はるばるダラムサラからいらしたとのこと。お疲れ様です。
その儀式が終わると、いよいよ砂マンダラ、観世音菩薩砂曼荼羅を作る段階に入りました。色とりどりの砂を、まっさらな台に丁寧にふりかけて制作します。完成するまでに9日間も要するとのことで、改めて宗教の持つ力に感心しました。
少し判りにくいかもしれませんが、脇の写真の緑色のところがマンダラの中心になるところであり、その中に観音菩薩の象徴である、蓮の花が描かれています。
一通り制作の模様を見学させていただいた後、バター茶をいただきました。去年雲南省にあるチベット自治州の香格里拉を訪れたときによく飲んでいたのです。大きな声では言えませんが、結構苦手です(笑)。現地にいればまだ雰囲気で飲めるのですが、やっぱり日本で飲んでもあまり美味しくないですよね。横で飲んでいた若い女性は「やっぱこれよね」なんて言って飲んでいましたが・・・。、まぁ好きな人は好きなんでしょう。たぶん。
この段階で危惧していた点はまだありました。それは教授に「面白い話でもあったら軽く報告してね」って頼まれていた事。もし僕が到着する前に龍村氏がスピーチでもしてたら、僕はその義務を果たしていないことになってしまいます。一応確かめようとおそるおそる受付の女性に、誰かスピーチをしたのか、と聞くと、今日はしてないですよ。との答え。危ない危ない。だってこんなアホな理由で遅刻しておきながら、肝心のスピーチ聞き逃してたら立つ瀬がないですもんね。冷や汗ものでした。
でも言い訳するわけではないですけれど(思いっきり言い訳ですけど)、「日時」と「会場」がしっかり書かれていない招待券ってありますか?(まぁ「協力:相田みつを美術館」って書いてあるんですけどね。それは見なかったことにして。)「会場」という単語が書いていないのですよ。「会場」ってしっかり明記してくれれば、いくら頭の悪い僕だってしっかり5分前には辿り着けますから。 まぁこれ以上言っても自分のバカさをアピールするだけですからやめますけれど。
みなさん。これからは前日に酒を飲み過ぎないように注意しましょう。(ってそれくらい常識か。こういう呆れるミスってよくやるんですよね、成長しないなぁ・・・。)
by aciktim
| 2005-07-02 22:13
| ■あれこれ・日常